薬剤師の仕事内容

薬剤師の時給を高くするには?!高時給の条件と求人の探し方

「正社員で働いていると、残業も多いし休日も少ないし、自分の時間がなかなか取れないな」と悩んでいませんか?

薬剤師以外にも挑戦したいことがあるのに、正社員だと時間の都合で両立が難しいですよね。

もし時間を作るために正社員からパートへの転身を考えているのなら、少しでも時給の高い職場で働きたいと思うでしょう。

今回は、高時給の求人を見つけるための条件や注意点をお伝えしていきます。

薬剤師の平均時給は?

まずは、薬剤師の平均時給を見てみましょう。

平均時給は厚生労働省が出している「賃金構造基本統計調査」で確認できます。

短時間労働者の職種(小分類)別1時間当たり所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

上記の統計によると、薬剤師の平均時給は2,414円となっています。

ただこれは、薬剤師の全国すべての職種、時間帯の平均です。

高時給の職場も統計に含まれますので、やや高めに出ているかと思います。

どの地域で働くか、どの時間帯で働くかで時給相場は差が出てきます。

高時給の条件は?

正社員からパートへ転身するならば、自分の時間を作りながらも、収入はなるべく高く保ちたいですよね。

時給が数百円しか違わないとしても、年収を計算すると大きく変わってきます。

1日8時間 週4日 働いた場合

<時給2,000円>2,000円×8時間×4日×52週=(年収)3,328,000円

<時給2,200円>2,200円×8時間×4日×52週=(年収)3,660,800円

同じ時間働いたとしても、時給が200円違うだけで年収に30万円以上の差が生まれます。

少しでも高い時給を狙うために、以下の条件を検討してみてください。

  • 土日や祝日に出勤する
  • 遅い時間まで勤務をする
  • 地方の薬局を選ぶ
  • 個人経営の薬局も視野にいれる

ひとつずつ見ていきましょう。

土日や祝日に出勤する

土日や祝日出勤すると、平日よりも時給が上がる可能性があります。

特に子育て中の薬剤師が多い調剤薬局だと、土日や祝日に出勤できる人が少なく、需要が高まります。

調剤薬局の営業時間は、近隣のクリニックの営業時間に合わせることが多いです。

土曜日の午前中は開いているクリニックが多いですが、中には土曜日の午後、日曜日も営業しているクリニックがあります。

そのようなクリニックの近くの薬局は、土日や祝日でも営業せざるを得ません。

求人を探してみると、「日曜日だけの週1出勤」の募集などもありますので、平日以外も出勤できるなら検討してみてください。

遅い時間まで勤務をする

休日でなく、平日でも17時以降の遅い時間に勤務するだけでも時給が上がる可能性があります。

土日や祝日の出勤と理由が通ずるところがありますが、

子育て中の薬剤師が多いと、保育園や幼稚園のお迎え時間に合わせ夕方の16時や17時までに退勤する薬剤師が多くなります。

そうなると、夕方から閉局にかけてが人手不足になりがちです。

そのため、閉局時間までいてくれるパート薬剤師向けに、時給をあげて求人を出している薬局もあります。

地方の薬局を選ぶ

薬剤師の時給は都心よりも地方の方が高い傾向にあります。

これは、地方の薬剤師不足が理由としてあげられます。

特に、薬学部の大学がない地域や電車などの交通の便が悪い地域は薬剤師不足が深刻です。

ご自身が出勤できる範囲で、薬剤師不足が考えられる場所があれば、求人が出ていないか確認しましょう。

より高時給の求人が見つかるかもしれません。

個人経営の薬局も視野にいれる

薬局は大手企業だけではなく、中小企業や個人薬局も視野にいれましょう。

大手の薬局は「社内研修が充実している」「スキルアップができる」などのイメージから、新卒薬剤師には人気です。

その分、正社員で人手が充足していることが考えられます。

一方、個人薬局は大手と比べると新卒薬剤師の入社が少なく、人員不足になりやすいです。

そのため、他の職場よりも時給をあげてパートを募集をしている可能性があります。

まずは、大手企業に絞らず、幅広く求人を見ていきましょう。

高時給だけで選ぶと後悔するかも?

ここまで、高時給になりやすい条件をお伝えしました。

時給が少し違うだけで収入が変わりますので、職場を選ぶ際には大切な要素です。

しかし、高時給だけにとらわれて他の条件を見逃すと、勤務開始後に後悔してしまうかもしれません。

しっかり他の条件も吟味した上で、職場を決めましょう。

シフトの融通はきくのか

パート薬剤師に転身する以上、自分の希望通りの出勤ができるかは、しっかりと見極めましょう。

パートの場合、正社員よりも規定の時間に退勤しやすくなるとは思いますが、

忙しい薬局や、子育て薬剤師が多く17時以降は人員が減ってしまうなどある薬局だと、パートだとしても残業をお願いされる可能性があります。

希望していない曜日の勤務もお願いされるかもしれません。

シフトの相談をされたのに断り続けると人間関係に支障が出るので、できる限り応じたほうがいいのかもしれません。

しかし、応じすぎて自分の時間がなくなってしまっては、パートに転身した意味がなくなってしまいます。

「この曜日だけは出勤ができない」「この時間だけは帰らせてほしい」など自分の希望を採用面接時に、理由と共に伝えられるようにしましょう。

しっかり伝えることで採用後のミスマッチを防げます。

もし、それが理由で不採用になったとしても「勤務後に気まずい思いをせずに済んだ」と前を向いて、次の職場を探しましょう。

パート差別はないか

調剤薬局は「狭い空間で長時間一緒にいなくてはいけない」「女性社会である」といった理由から人間関係が悪化しがちです。

特に、パートは正社員よりも立場が弱く、冷たくする文化がある調剤薬局もゼロではありません。

まずは、目星の調剤薬局について、できる限り情報収集を行いましょう。

その薬局で働いている人に雰囲気を聞くのが難しくても、その近辺の薬局に知り合いがいれば、何かしら情報を持っているかもしれません。

また、転職エージェントに依頼し、薬局の雰囲気や情報を教えてもらうのもひとつの手です。

エージェントは転職希望の薬剤師だけでなく、求人を出している薬局ともコミュニケーションをとっており、第三者目線の意見を聞くことができます。

また、薬局に直接聞きにくいことでも、エージェントに頼めば聞いてくれるので安心です。

「パート薬剤師は長く続いているのか」「パート薬剤師で辞めた人はどんな理由だったのか」など聞いてみましょう。

以下の記事で、エージェントについてはまとめていますので、参考にしてください。

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派遣薬剤師はパート薬剤師よりも高時給を狙える

高時給での働き方にこだわりたいのであれば、パートだけではなく、派遣薬剤師として働くことも考えてもいいかもしれません。

パート薬剤師の時給は高くても2,500円前後ですが、

派遣薬剤師だと時給3,000円~4,000円台と、より高時給の求人を見つけられます。

一方で、派遣は勤務期間が決められていますので、期間が決められていないパートと比べると雇用の安定性は劣ってしまいます。

以下の記事に詳しくまとめていますので、参考にしてくださいね。

薬剤師の派遣は時給が高い!?高時給な理由と派遣薬剤師の懸念点は?

まとめ

以上、薬剤師が高時給で働くための条件をお伝えしました。

時給が少し違うだけでも、合計収入に差が出てきます。

様々な条件を考慮した上で、なるべく多くの求人に目を通しましょう。

パートで納得できる条件がなければ、派遣薬剤師も考えてみてもいいかもしれません。

高時給だけにとらわれず、働き始めたあと後悔しないか、しっかり考えた上で職場を決めてくださいね。

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