「薬剤師の資格を活かして在宅ワークできないかな?」とお悩みではありませんか?
実は、薬剤師業界でもすでに在宅ワークで活動する方が登場しています。
ただ、どんな働き方があるか、どうやって始めればいいかわからないところも多いと思います。
在宅ワークの選択肢が増えるとあなたの仕事や暮らし方も変わるかもしれませんよね。
おすすめの在宅ワークや始め方など解説していきますので参考にして在宅ワークを始めてみませんか?
おすすめの在宅ワーク3選
では早速、おすすめの在宅ワークを紹介していきます。
- メディカルライター
- オンライン服薬指導
- ブログの運営
順番に確認していきましょう。
メディカルライター
薬剤師の職能を活かすなら、医療系コラムや記事の執筆などのメディカルライターがおすすめです。
仕事内容としては以下のようなものがあげられます。
- 一般者向けの薬に関する記事作成
- 自身の仕事や転職活動などの体験談の記事作成
- 学術論文などを翻訳した記事の作成
あなたの経験をもとに記事を書き上げるケースが多いので、初心者でも始めやすいのが特徴です。
また、ほかのWEBライティングに比べて文字単価が高いのも魅力のひとつです。
専門性を活かして執筆した記事が、多くの人に見てもらえるのは医療現場では味わえない達成感があるでしょう。
オンライン服薬指導
2022年9月30日より、薬剤師のオンライン服薬指導が解禁となりました。
ただし、自宅などの薬局内で服薬指導を行う場合、以下の条件付きで認められています。
薬局以外の場所からオンライン服薬指導を行う場合について、オンライン服薬指導を行う薬剤師は、調剤が行われる薬局に所属し労務を提供している薬剤師とすること。
つまり、オンライン服薬指導を導入している薬局で働けば週に1回～2回程度の在宅ワークが可能なのです。
また、今後はオンライン服薬指導に対する制度が変わっていくと想定されます。
今からこうした制度を取り入れた調剤薬局で勤めるのもひとつの方法です。
ブログの運営
ブログ運営も在宅ワークでおすすめしたい働き方のひとつです。
薬剤師としての職能を活かして薬剤師向けのブログを運営するのもいいでしょう。
はたまた、あなたの趣味や好きなものをメインにしたブログ運営もいいですね。
このように、ブログ運営は幅広い分野で活動できるのが特徴のひとつです。
ブログ運営の基本的な収入源は「広告料」になります。
ですから、いかにブログの閲覧数を伸ばせるかが収入アップのポイントです。
ブログ運営が軌道に乗るまでに時間がかかると、その分収入が減ってしまいます。
ですが、リスクが大きい分だけリターンも大きくなるのが魅力でしょう。
自分のペースでじっくり続けて有名ブロガーへの道を歩んでみませんか?
薬剤師の在宅ワークメリット
話題の在宅ワークですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 場所や時間などの自由度が高い
- 人間関係の悩みが少ない
- 副業的な活動も可能
順番に解説していきます。
場所や時間などの自由度が高い
何といっても、在宅ワークは場所や時間などの自由度の高さがメリットです。
自宅で作業すれば通勤時間を気にする必要はありませんし、カフェなどで作業するのもよいでしょう。
ストレスを感じにくい場所で仕事ができれば作業効率は上がります。
早く仕事が終われば、趣味や習い事など好きなことに充てられる時間も増えていきますよね。
家族との時間や大切な人と過ごす時間が増えれば公私ともに充実していくでしょう。
人間関係の悩みが少ない
在宅ワークでは人と直接会う機会が極端に減っていきます。
ですから、薬局や病院でありがちな「人間関係の悩み」が少なくなります。
人間関係が良くない職場環境で働き続けると精神的に疲れてしまいますよね。
特に間に挟まれてしまうと気苦労が絶えません。
「ここの職場で働きたくない」と心が悲鳴をあげて退職した友人もいました。
こうした人間関係トラブルを考えなくていいのは在宅ワークのメリットと言えるでしょう。
副業的な活動も可能
在宅ワークの時間の自由度を活かして副業的に行えるのもメリットでしょう。
いきなり「薬局を退職してWEBライターを始めます」では収入面の不安が大きいですよね。
在宅ワークを始めるときは、こうした大きなリスクをとる必要はありません。
「普段は正社員で薬局勤務しつつ、休日や隙間時間でライティング活動」
こうした形で始めれば収入面の不安は少なくなりますよね。
ある程度在宅ワークの収入の目途が立ってきたら副業から本業へ切り替えていけばよいでしょう。
まずは副業的にスタートしてみてはいかがでしょうか。
薬剤師の在宅ワークデメリット
では反対に、在宅ワークにはどのうようなデメリットがあるか解説していきます。
- 仕事とプライベートの区別がつきにくい
- コミュニケーションが取りにくい
- 時間単価が低くなりやすい
順番に確認していきましょう。
仕事とプライベートの区別がつきにくい
場所や時間の自由度が高い反面、仕事とプライベートの区別がつきにくくなってしまいます。
自宅で作業をすると時間を忘れてしまいがちになります。
また、子どもの様子が気になって集中できなくなる日もあるでしょう。
特に、在宅ワークをはじめたばかりの頃は仕事のペース配分が分からないものです。
時間管理を行えなければ想像以上に疲れてしまうかもしれません。
「今日は3時間かけてここまで進めよう」とスケジュールを組んでおくのをおすすめします。
時間管理ができるようになると在宅ワークのメリットを十分に活かせるようになるでしょう。
コミュニケーションが取りにくい
在宅ワークは直接人と会う機会が減ってしまいます。
緊急性の高い内容は電話をする場合もありますがメールで完結する内容が大半を占めるでしょう。
ですから、仕事の受注後に疑問や確認したい内容があってもメールでのやり取りがほとんどです。
進捗状況報告などタイムラグが生じやすいので注意が必要になります。
トラブル回避のためには、普段の以上に「報・連・相」を意識して仕事をしなければならないでしょう。
時間単価が低くなりやすい
在宅ワークは医療現場などで働く薬剤師と比較して時間単価が低い傾向にあります。
特に在宅ワークはじめたばかりの頃は顕著に見て取れるでしょう。
例えば、WEBライティングは1文字あたり0.5円といった形で受注されるケースが大半です。
この場合、1記事5,000文字の記事を1つ納品しても2,500円の報酬にしかなりません。
とは言え、メディカルライターの文字単価はほかのWEBライターと比べると高い傾向にあります。
コツコツと実績を積み重ねていけば添削担当の依頼やコンサルトなどほかの仕事依頼が来る可能性も高まります。
地道な努力を積み重ねる根気強さが求められるかもしれませんね。
薬剤師の在宅ワークはこんな人が向いている
メリットもデメリットもある在宅ワークですから、向き不向きはどうしても生まれてしまいます。
まずは在宅ワークが向いている人について解説していきます。
- 時間管理能力の高い人
- ひとりでの作業が苦にならない人
- セカンドワークとして取り入れたい人
順番に確認していきましょう。
時間管理能力の高い人
時間管理が徹底できる人は在宅ワークが向いていると言えるでしょう。
依頼された仕事をあなたのペースで進められるところがメリットではあります。
しかし、集中して作業できなければ効率が悪くなってしまいますよね。
週単位、月単位まで予定を組んで作業するのが苦にならない人は特に向いていると言えるでしょう。
ひとりでの作業が苦にならない人
在宅ワークは基本的にひとりで作業を行います。
調剤薬局や病院などとは異なり一つの目標に向かって職員全員で頑張るといった一体感や連帯感はありません。
ある意味では心細い孤独感を味わうかもしれませんよね。
こうしたひとりで行う作業に対してストレスを感じにくい人は向いていると言えるでしょう。
黙々と作業するのに慣れている人は在宅ワーク環境を受け入れやすいはずです。
セカンドワークとして取り入れたい人
先述の通り、在宅ワークは副業からスタートすれば収入面のリスクを下げることができます。
本業とは別に「副業的にはじめよう」と考えている人は在宅ワークが向いているでしょう。
ただし、自分の休日や隙間時間を副業の時間に割かなければなりません。
「在宅ワークを徐々に本業にしていきたい」といった目的のもとに続けるのはいいかもしれませんね。
あなた自身の目的やモチベーション、体力面などを考慮したうえで在宅ワークをスタートさせましょう。
薬剤師の在宅ワークはこんな人には向いていない
逆に、在宅ワークはこうした人にはあまり向いていないかもしれません。
- オンとオフを区別つけたい人
- 対人業務が好きな人・得意な人
- 本業として始めたい人
順番に解説していきます。
オンとオフを区別つけたい人
在宅ワークは、仕事と私生活のオン・オフをしっかり区別したい人はあまり向いていないかもしれません。
1日のスケジュールを組んで作業すればある程度、オンとオフの区別はつけられるでしょう。
しかし、仕事が立て込んだり急な私用が入ったりするとスケジュールが崩れてしまいますよね。
そういった場合でもスケジュールを組み直して作業が続けられるような気持ちでいた方がよいでしょう。
ある程度の許容範囲を決めて仕事に臨んだ方がストレスは少ないはずです。
対人業務が好きな人・得意な人
対人業務が好きな人・得意な人は、無理をしてまで在宅ワークに切り替える必要性は少ないでしょう。
- 人とのコミュニケーションが好きな人
- 複数人での仕事が得意な人
こうした人は今の職場での仕事があなたに向いているかもしれません。
チーム医療などに携わり、多職種連携に長けた人がいきなり在宅ワークを始めると寂しさを感じるでしょう。
始めるのであれば、オンライン服薬指導など人とのつながりを感じられる仕事がいいかもしれませんね。
本業として始めたい人
在宅ワークをいきなり「本業」として始めるのはあまりおすすめしません。
というのも、薬局や病院などでの勤務と異なり収入は一定では無いからです。
特に家庭を持っているような人にとってはいきなり本業として始めるのはリスクが大きすぎます。
まずは、在宅ワークを知るためにも「副業」として始めてみるのもひとつの方法です。
在宅ワークの収入が大きくなり、安定してから本業に切り替えても遅くはありません。
小リスクから開始して徐々に大きくしていくよう考えてはみませんか?
在宅ワークを始める方法は?
最後に、具体的な在宅ワークの始め方を3つ紹介していきます。
- クラウドソーシングサービスを活用する
- ブログ作成サービスを活用する
- 転職サイトを活用する
順番に確認していきましょう。
クラウドソーシングサービスを活用する
まずはクラウドソーシングサービスの利用から始めてみましょう。
これらのクラウドソーシングサービス内でWEBライターを募集している案件が複数あります。
「初心者でもOK」としている依頼者もいますのでそうした募集から始めてみるのが良いでしょう。
ただし、始めたばかりのときは時間単価が低くなりやすい傾向にあります。
実績を積みながらライティングのノウハウを身につけていけば需要のあるライターになれるかもしれませんよ。
ブログ作成サービスを活用する
ブログを運営するならブログ作成サービスを活用すると簡単に始められます。
「はてなブログ」は初期費用無料ですのでローリスクで始められます。
「WordPress」は初期費用がかかります（wordpress自体ではなく、サーバー・ドメイン代）が、デザインや広告記事の掲載などの自由度の高さが特徴です。
費用がかかるといっても年間で2万円程度ですから、本格的に始めるならWordpressがよいでしょう。
転職サイトを活用する
薬剤師転職サイトではリモートワーク対応可能な調剤薬局の求人を持っています。
転職サイトによっては求人を持ち合わせていない場合もありますので注意が必要です。
「薬キャリAGENT」や「ファルマスタッフ」はリモートワーク可能な調剤薬局の求人があるのでおすすめです。
無料で利用できますので一度、転職相談を含めて登録するだけでもよいかもしれませんね。
まとめ
いよいよ、薬剤師も在宅ワークをする時代がやってきました。
働き方は様々ありますが、メディカルライターやオンライン服薬指導、ブログ運営などがおすすめです。
とは言え、いきなり本業として始めるのはリスクが高すぎるでしょう。
まずは副業的に始めて軌道に乗せてから本業へシフトできればベストですよね。
あなたの目的に合わせてクラウドソーシングサービスや転職サイトなどを活用していきましょう。
在宅ワークの道へ踏み出せばあなたの仕事や暮らしにゆとりが持てるかもしれませんよ。
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