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「薬剤師って羨ましい」と思うあなた必見!!現実問題と対策について

「薬剤師って羨ましいよな、目指してみようかな」と何となく考えていませんか?

そう思うのは、「給料がいい」「仕事が楽」といったイメージがあるからですよね。

ただ実際のところ、残念ながらイメージ通りの仕事ばかりではありません。

薬剤師を目指すうえで知っておきたい現実と対策が分かれば、薬剤師に対する印象も変わるでしょう。

「羨ましい」から「薬剤師として頑張りたい!」と本気で思えるようになるかもしれませんよ。

薬剤師が「羨ましい」と思われる2つの理由

「薬剤師って羨ましい」と思う理由は次の2つですよね。

  • 給料が高い
  • 仕事が楽

この2点についてのイメージと実際が合っているかどうか解説していきます。

給料が高い

薬剤師を羨む理由のひとつに「給料の高さ」がありますよね。

薬剤師の平均年収は565万円です。

全職種の平均賃金は433万ですから、確かに薬剤師の給料が高いイメージは合っているでしょう。

参考:薬剤師の平均年収2021最新版!男女•年齢•職業別と多方面から分析‼︎

ただし、これは専門的な勉強を6年間頑張ってきたからこそ得られる報酬です。

大学での楽しいキャンパスライフを犠牲にしてきたのです。

また、もらった給料から奨学金を支払いながら生活している薬剤師は大勢います。

実際のところ、一般的な会社員と比較しても生活にさほど差は無いと言えるでしょう。

仕事が楽

薬剤師を羨むもうひとつの理由は「仕事が楽」というところでしょう。

確かに、他の職種と比べると力仕事は少なく、女性が働きやすいところがあるのは事実です。

ですが、ドラッグストアの品出し作業や病院の点滴の納品作業など力仕事はイメージ以上にありますよ。

また、薬剤師の人数が足りない職場では1人にかかる負担はかなり大きなものです。

「昼休憩時間も電話対応」「休日の呼び出し対応」など休みが取れないこともしばしば。

給料が高い反面、精神的・肉体的負担は増えますし、ストレスも大きくなるのが実情です。

私が考える薬剤師のやりがい・いいところ

薬剤師のイメージと実際の違いをお伝えしましたが、決して悪いところばかりではありません。

続いて、私が考えるお金以外の薬剤師のやりがい・いいところを解説していきます。

  • やりがい:「ありがとう」からエネルギーをもらえる
  • いいところ:多くの価値観に触れられる

順番にお伝えしていきます。

やりがい:「ありがとう」からエネルギーをもらえる

薬剤師は華やかな仕事ばかりではありません。

反対に、医療現場や世間から逆風が吹くときも多い職種です。

そんな薬剤師ですが、患者さんや医療スタッフから「ありがとう」と言ってもらえたときは嬉しいものです。

私がはじめて担当した在宅医療を受ける患者さんはがん治療を受けていました。

患者さんが不安を感じないようできるだけ訪問して声がけをするようにしていました。

その患者さんは残念ながら亡くなってしまいましたが、ご家族の方から私宛にお礼の手紙いただいたのです。

この手紙をもらったときは涙が止まりませんでした。

この経験があったからこそ「これから先も妥協せずに頑張っていこう」と心に決めています。

患者さんや医療スタッフからの些細な「ありがとう」が薬剤師のエネルギーになっているのです。

いいところ:多くの価値観に触れられる

薬剤師として働いていると多くの人と接する機会が増えます。

  • 患者さん
  • 医師や看護師などの医療スタッフ
  • 同僚の薬剤師や医療事務員
  • 医薬品の営業担当
  • 保健所などの公務員

こうした様々な人たちと接していくと多くの価値観や考え方を知ります。

「こういう考え方もあるんだ」

「この人の価値観は素敵だな、参考にしてみようかな」

自分の価値観や考え方に柔軟性が持てるようになったのが薬剤師として働いて感じたいいところです。

給料の良さもあるかもしれませんが、長い人生の中で多くの人と接していけるのはメリットではないでしょうか。

薬剤師を目指すなら知っておきたい2つの現実問題と対策

薬剤師はやりがいを感じる場面もありますし、誇りを持てる仕事だと思いませんか?

ですが、避けては通れない2つの現実問題があります。

  • 6年間の長い勉強
  • 奨学金の返済

対応策もあわせてお伝えしますので順番に確認していきましょう。

現実問題①:6年間の長い勉強

まず、前提として薬剤師になるために最低でも6年間の勉強が必要なのです。

大学生になると自分で自由に使える時間が一気に増えますよね。

「合コン」「飲み会」「アルバイト」などやりたいことが沢山あるでしょう。

ですが、薬学部に入ると6年間勉強優先の毎日を過ごさなければなりません。

高校で勉強しっかり勉強してきたとしても、2年生位でそのアドバンテージは無くなってしまいます。

実験や実習のレポート提出、卒業研究の論文提出など遊んでいる余裕はどんどん無くなっていきます。

そして、6年生になると国家試験対策の勉強する毎日です。

中には、夜の12時まで残って勉強している友人もいました。

このように、薬学部に入学すると勉強優先の毎日が待っています。

全く遊べない、アルバイトできないとは言いませんが勉強についていけなくなる可能性は高まります。

「楽しいキャンパスライフ」を犠牲にしてきたからこそ今があるのです。

対策:コツコツ勉強を積み重ねる

6年間の長い勉強生活を乗り切る方法は「コツコツ勉強する」のが一番です。

テスト前だけ集中して勉強するのは、私自身が失敗した経験があるのであまりおすすめできません。

短期記憶のために、すぐに忘れてしまうのです。

できれば予習・復習を習慣づけるようにしましょう。

その方が勉強の効率が上がり、遊べる時間が少しだけ生まれてくるはずです。

そうすれば6年間の勉強に嫌気がさすのが少なくなりますよね。

特に、1年生・2年生の勉強は6年間の土台となる勉強内容です。

入学したら予習と復習を意識して勉強しておきましょう。

現実問題②:奨学金の返済

薬学部の学費は非常に高いのをご存じでしょうか?

特に私立大学の場合、年間200万円以上の学費がかかります。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

参考:薬剤師になるにはどの大学?現役薬剤師が大学選びのポイントを解説!

こうした高額な学費は、奨学金を借りて支払うケースが一般的でしょう。

私も奨学金を借りて大学へ通っていました。

私の場合ですが、720万円を働きながら20年かけて返済していく予定です。

大学卒業と同時にこれほどの借金を抱えている現実を突き付けられます。

結婚や出産などのライフイベントも考えると裕福な生活は送られませんよね。

薬剤師の年収が高いのは事実ですが、こうした返済も行っている事実は知っておくべきでしょう。

対策:国立大学入学を目指す

学費問題の解決したいなら、国立大学の入学を目指しましょう。

国立大学では学費が一定ですから私立大学と比べると6年間でおよそ850万円もの差が生まれます。

この金額の差はかなり大きなものですよね。

あなた自身の負担はもちろん、両親の心配も減るでしょう。

国立大学と私立大学の違いについて詳しく知りたい場合はこちらの記事を参考にしてください。

参考:薬剤師になるなら学費が安いし国立大学のほうがいい?学費だけじゃない私立との違い

せっかく薬剤師を本気で目指そうと考えるなら国立大学の薬学部を目指しませんか?

まとめ

薬剤師を羨ましいと思う理由は「給料の高さ」「仕事が楽」の2つですよね。

確かにそうした事実はありますが、楽な仕事ばかりではありません。

それでも皆さんからの「ありがとう」から頑張るエネルギーをもらっています。

多くの人と接しながら人間的に成長できるのが薬剤師のいいところです。

薬剤師になるためには、6年間を勉強に費やさなければなりませんし、奨学金の返済が待っています。

この問題を解決したいなら、国立大学へ入学して予習と復習を習慣づけるようにしましょう。

あなたと一緒に薬剤師として仕事ができるのを楽しみに待っています。

これから一緒に頑張っていきましょう!

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