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薬剤師の仕事がつまらない!?その7つの原因と7つの改善策とは?

6年間、必死に勉学に励み、やっとの思いで国家試験に合格。

薬剤師として就職をした最初の頃は、患者さんのために!とやる気に満ち溢れていました

それが、今となっては毎日同じことの繰り返しで「つまらない」と感じていませんか?

私自身も仕事が慣れてきた頃、つまらないと感じることがありました。

この記事では、私の経験も含めて薬剤師の仕事がつまらないと悩んでいるあなたに向けて

つまらないと感じる7つの原因と7つの解決法をお伝えします。

最後まで読んで頂ければ、明日からの業務に少しでも打ち込めるようになります。

薬剤師の仕事がつまらないと感じる7つの原因とは!?

もちろん、人によってつまらないと感じる理由はいろいろあると思います。

ここでは、理由としてよく聞いたりして多そうなものを7つ挙げました。

1.単純作業が多い

主な薬剤師業務は調剤→監査→服薬指導という流れの繰り返しです。

大型の店舗にもなると、この時間は調剤、この時間は監査、この時間は服薬指導、
と時間割のようにしているとこもあります。

やはり、同じことの繰り返しや、長時間の同じ作業は辛いです。
変化がないのは、多くの人がつまらないと感じてしまう原因の一つです。

特に日々変化を求めるタイプは顕著だと思います。

2.薬剤師の地位が低いと感じている

薬剤師は国家資格を保有しており、社会的な信用度は高いです。

しかし、現場で働いてみると地位が低いように感じます。

疑義紹介をするにも、医師の顔色を伺いながらで気を遣います。

アメリカのように予防接種を打つこともできず、処方権があるわけでもありません。
医師の処方箋通りというのが基本です。

薬剤師が決定権を持ってできる業務が少なく、地位が低いと感じてしまいます。

そうすると、仕事に誇りを持てず、やりがいがなく、つまらないと感じてしまいます。

3.薬剤師の価値がわからない

そもそも薬剤師の存在意義、価値がわからないということです。
実際に働いていて、こんな場面に何度も出くわしませんでしたか?

・医師から説明聞いているので薬剤師からの説明はいらない

・バスに乗りたいから早くしてくれ

・なんで薬剤師に症状を話さないといけないの?

・医師がこうって薬を出してるならそのまま出せばいい

・無言のまま何も返事がない

など、似たようなことを経験されたことは多いと思います。

そして医師や看護師などに比べて
直接「ありがとう」と感謝されることは少ないです。

こういった状況が続いてしまうと、薬剤師ってなんだろう?ってなりますよね。
患者に不満を言われないように、働くだけになってしまいます。

その結果、患者の顔色を伺うようになり、つまらなくってしまいます。

4.大学で学んだことを活かせない

6年間、必死で学んだあの膨大な知識を、活かせる場面がほとんどありません。
薬理や病態がメインで、たまに薬物動態といったくらいだと思います。

もう一度、国家試験を受けても受かる自信ないな…ってなるくらい、学んだものを活かせず、頭から抜けていくばかりです。

検査値を見て、計算して、この薬はこのほうがいい!よし、先生に提案するぞ!みたいな理想的な場面もなかなかありません。

薬物動態を使いこなし、患者に貢献するぞ!と考えていた方は理想とのギャップが大きく、つまらないと感じてしまいます。

5.スキルアップが見込めない

薬剤師は真面目な方が多く、新薬が次々と出てくることもあり、勉強熱心です。

ただ、どんなに知識を持ってスキルアップをしても、キャリアアップには繋がらないということです。

専門薬剤師になるため、休みを返上して、お金を出して取得しても大きく収入が増えることはありません。

管理薬剤師などをしても、年収800万円がいいとこで頭打ちになってしまいます。
安定した職業ですが、決してお金持ちというわけではないです。

このため、仕事に打ち込む意欲が低下し、成長を実感できずに退屈になってしまいます。

向上心がなくなると、仕事を流すようになってしまい、つまらなくなります。

6.医者が決定権をもつ

医者の指示が全てという色がとても強いです。
薬剤師は薬のプロとして免許を保有しており、適切に薬を飲んでもらうことが業務のメインです。

しかし、剤型の変更や一包化・粉砕・残薬調整・在宅開始など、なにかをするには基本的に医者の指示や確認が必要となり、勝手に算定ができません。

薬剤師の判断でよくない?となることも多いです。

これが原因で服薬指導までの時間がかかり、患者が待ちきれず、イライラするということも珍しくありません。

自分たちに裁量権がないと、つまらなくなりますよね。

7.働いている環境が悪い

そもそも働いている環境が原因であることも多いです。

これは薬剤師に限らずだとは思いますがね。

3つの例を挙げます。

1つ目、人間関係が悪いこと。
そもそも仕事に行くのすら嫌になってしまいます。そのため、無難に過ごす日々となり、つまらないです。

2つ目、処方箋枚数が少なくて暇だと、達成感を感じることも少なく、何をしようか?となり、つまらないです。

3つ目、門前が単一で、単調な処方箋の繰り返しのパターン。
ある程度慣れてしまうと、学びがなくなってきてしまい、服薬指導が単調になりがちです。

流れ作業のようになってしまい、機械的でつまらないです。

「つまらない」7つの改善策とは!?

簡単にできるものからちょっと難しい時間のかかるものもあるので、できそうなものを参考にしてみてください。

1.今の職場で上のポジションを目指す

一つ目は職場のなかで上を目指すことです。患者のため以外にも、一緒に働いている従業員のマネジメントや教育をすることです。

また、会社のために、売上目標や加算を取っていくなど経営に目を向けることです。

違った目線で薬局を見ることができ、面白みを感じることができます。

今の職場で上を目指すためにできることがないか検討しましょう。

2.毎日小さな目標を立てる

毎日小さな目標をコツコツと見つけることです。

・今日は服薬指導で「ありがとう」という言葉を◯回言ってもらえるか

・調剤を◯分以内に終わらすか

・情報提供書を◯枚書く

など、他にも小さな目標を立てることはあると思います。

そして、
小さな目標を立てたら、達成した時の小さなご褒美を設定しましょう。

楽しみながら、一つ一つ達成していくことで、自然とスキルアップにも繋がります。
すると、やりがいもでてきて、仕事の楽しみに繋がります。

3.情報提供書を書いてみる

服薬情報提供書(トレーシングレポート)を書くことです。
単純な報告型ではなく、特に医者への提案型の内容を書いてみることです。

腎機能評価の観点から、併用薬の観点からなど、患者にとってより良い治療への貢献を目指します。

実際に処方変更があった場合、やりがいと達成感はとてもあります。

提案をする際は、1度上司に内容を確認してもらいましょう。
特に医者への失礼のないように文章を書くことがポイントです。

4.服薬指導の工夫

門前が決まっていると似た処方の内容が多く、つまらないと感じることも多いと思います。

そこで、定型文で服薬指導をするのではなく、併用薬が変わっていた場合にはその話を聞いてみたりします。

そうすると、詳しく話をしてくれ、新しい発見があったりします。

何よりも、服薬指導に深みが増し、楽しくなってきます。

嬉しいことに、次回から併用薬の処方箋を持ってきてくれたりする場合もあります。

処方箋枚数の貢献は、経営面での貢献に大きく繋がり、とても重要なことです。
上司からの評価なども上がり、やりがいに繋がります。

5.店舗の異動や人事の異動を相談

店舗の異動や人事の異動を上司に相談をすることです。
どうしても、働いているとあの人が苦手など人間関係の問題が発生します。

その時は、思い切って人事に相談をしましょう。
伝えないとわからないですし、我慢を続けるのは精神的にもしんどいです。

そんな状況下では仕事を楽しんでやりがいを見つけていくことはできません。

新しい環境に身を置くことで、前向きに仕事ができるようになる場合があります。

6.転職の検討

思い切って転職を検討することです。

給与面の待遇、公休日数やワークライフバランスなど、
今の会社にいてもどうしようもないことがは多々あります。

その場合は思い切って転職をすることで、給与や待遇面で大幅な改善が見込むこともできます。
今は終身雇用という考え方も薄くなってきています。

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7.薬剤師以外の仕事をする。

転職も経験してきたけど、やはり、やりがいを感じることができない場合は思い切って薬剤師以外の仕事に挑戦してみましょう。

やりたくない仕事を続けていくのも、あなたのためにはなりません。
本当に自分にあった仕事に出会うことができれば、人生が豊かになります。

薬剤師の魅力を改めて実感する場合もあります。
副業も可能な企業も増えてきたので、小さくコツコツと始めていくのもいいと思います。

 

まとめ

「つまらない」と感じる仕事を、誰かがおもしろくしてくれることはないと思ったほうがいいです。

自分で変えていくしかないのですね。

今回お伝えした改善法が参考になったらうれしいです。

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