新型コロナの影響でテレワークが普及してきました。
しかし、薬剤師の仕事は現場に行き、患者と対面することが必須の場合が多いですよね。
「通勤なんて時代遅れになりつつあるけど、薬剤師はなぁ」
と、働き方の変化をあきらめてはいませんか?
実は、薬剤師資格を活かせるテレワークも増えてきているのです。
この記事では薬剤師のテレワークを紹介します。
自分に合った働き方が見つかるかもしれませんよ。
ライティング
文章を書いて、その対価を得る仕事です。
学生時代のレポートや論文執筆の経験を活かせるかもしれません。
ブログ運営
まさに、当ブログの運営がこれです。
自己責任の働き方なので、文章を書くのが好きなら、趣味感覚で楽しんで始められると思います。
くすりに関係する情報を発信するもよし、全く関係ないことを書くもよしです。
アフィリエイトによって収入を得ます。
ただし、安定したアクセスを稼ぐには根気強く記事を書き続ける必要があります。
また、アクセスを稼ぐためには、検索エンジンのアルゴリズムを意識した文章を書く必要があります。
いきなり、これを本業にするのは難しいので、趣味や副業として始めましょう。
人気になれば月数十万の収入になりますが、全ブロガーの半数以上は月5000円以下の収入とのこと。
始め方
サーバーと契約して、CMSを選びブログを立ち上げます。
サーバーは、ブログへ同時に接続できる読者数を決めるものとお考え下さい。
CMSとはブログを立ち上げ、記事を投稿していくためのシステムです。
有名なものだと、「WordPress」や「はてなブログ」、「note」などがあります。
有料記事の設定や他のサービスとの連携、カスタマイズの余地などCMS一つ一つで異なっています。
目的に応じて使い分けましょう。
当ブログはWordPressで書いています!
専門書類作成(メディカルライター)
薬剤師のライティングで最も難しい仕事です。
製薬企業などの医療関連の企業には、書類作成をテレワークでしているところがあります。
書類の種類としては、医薬品の品質・安全性についてのデータや治験のプロトコール、医薬品添付文書などがあります。
文章の書き方はその企業の研修で学ぶようです。
英語論文に目を通すこともあるため、論文調の英語に慣れておくと良いでしょう。
また、こうした書類作成を外部に発注している企業もあります。
本業としてはもちろん、副業としても魅力のあるお仕事です。
収入は年間400万円程度から、努力次第で1000万円を超えることも。
翻訳
専門性の高い研究論文などを英訳・和訳します。
学生時代の研究室の経験があれば和訳はできそうな気がしますが、英訳は難しそうです。
英語のwritingや論文の解釈に慣れているなら、ぜひ挑戦してみて下さい。
メディカルライターと同様の収入・始め方です。
一般向けライティング
医薬品だけでなく健康や美容などの情報を文章にして、買い取ってもらいます。
半分趣味くらいの感覚で始めることができるお手軽さが魅力です。
ただし、お金を頂くわけですから、責任をもって働きましょう。
コスメ等に詳しいなら、検討してみてはいかがでしょうか?
収入は月5000円から20万円ほどとのこと。
始め方
クラウドソーシングサイトでライティングの仕事に応募しましょう。
CrowdWorks
国内最大手のクラウドソーシングサイトの1つです。
案件の数はもちろん、ワーカーへのスキルアップ講座などのサポートが充実しています。
Lancers
こちらも国内最大手の1つです。
Crowdworksと同様に豊富な案件とサポートの充実が特徴です。
coconala
「特技やスキル、経験を売り買いする」という変わったコンセプトのサイトです。
オンラインMR

言わずと知れた、医薬品などについて医療人に説明するお仕事ですね。
病院で勤務すると、お目当ての医師に会えずに医局の前で待ちぼうけしているMRの方々を見かけますよね。
MRの業務も近年オンライン化されてきています。
オンライン化によって、時間の融通が利きやすくなり、上記の”医師と会えない問題”もかなり改善されてきたようです。
ただ、出張で異郷の地を歩く楽しみも減ってしまいました。
少しさみしいですね。
収入は成果主義です。頑張り次第で年収1000万円も狙えます。
YouTuber
薬剤師や薬学生を含め、医療人のYouTuberはそれなりにいるようですね。
ブログと同様に自由が利く仕事ですが、こちらもYouTubeのrecommend機能のアルゴリズムを読み解く必要があるとのことです。
特に、薬剤師というニッチな分野でバズるには工夫が必要かもしれません。
と思う一方で、青本を使った勉強風景だけで動画として成立させているケースもあります。
動画のアイデアはそこら中に転がっているのかもしれませんね。
収入はピンキリですが、チャンネル登録者数の5倍稼げると、収益化がうまいとのこと。
ちなみに、YouTubeで、しゅんしゅんクリニックPというお笑い芸人さんが薬剤師あるあるを歌っています。
とても共感できる内容ではないでしょうか?
こんなネタも動画にできるんですね。
ちなみに、しゅんPさんは医師です。
薬剤師業務のオンライン化

薬剤師の業務も少しずつオンライン化されてきています。
現状は薬剤師は職場にいる必要がある場合が多いですが、今後はその必要性もなくなっていくと予想されています。
オンライン薬局
最近、オンライン薬局が少しずつ成長してきているのはご存じでしょうか?
ミナカラやMSG、YOJOなどの薬局がオンライン服薬指導や薬剤師へのオンライン健康相談を始めました。
オンライン服薬指導では医師の処方に従って、電話やビデオ通話によって服薬指導を実施し、患者さんのもとへくすりを発送します(コンビニ受け取りも)。
オンライン服薬指導は、現在ミナカラ薬局が先陣を切って事業を進めております。
オンライン健康相談は、患者から体の不調や体質改善などについての相談を受けて、それに合わせた漢方薬や一般用医薬品などを提案・販売します。
現在、薬剤師側は職場に行く必要があるようですが、今後在宅化していくであろうという想像はできます。
収入は時給で2000-3000円程度とのこと。
MSGやYOJOは漢方に関する健康相談に力を入れているようです。
漢方に自信があれば、ご検討ください。
オンラインDI室
今年5月、日本調剤がDI(drug information)室業務のサポートシステム「FINDAT」の開設を発表しました。
DI室の業務は今後、施設ごとなくなり、ウェブ上のやり取りになっていくことが想定されます。
実は2018年時点で、「こうなん薬局」から「CloseDi」というサービスが発表されていましたが、広まりませんでした。
意外なことに、DI室のオンライン化は現場至上主義な薬剤師からは反対の声が上がっているとのこと。
「CloseDi」が広く知られなかったのは薬剤師の世界の現場至上主義が原因かもしれません。
テレワーク化の推進で、現場至上主義の考えは見直されつつありますよね。
頭の固い薬剤師を出し抜いて、時代を先取りしてしまいしょう。
オンラインDI室の業務では、医薬品の安全性情報や在庫などを管理します。
業務の具体的な内容としては、データ入力やリサーチ、文書作成などです。
リサーチや事務的な作業が得意であれば、ご一考ください。
(これから出てくるかも?)オンライン監査
これは、私が今後の可能性として考えているものです。
遠隔地から調剤の内容をリアルタイムで監査します。
たしか、以前から、サンドラッグが近いことを実践していたと記憶しています。
服薬指導やDI室とともにオンライン化されれば、薬剤師の重要な業務の大部分がオンライン化されますね。
海外のような調剤テクニシャンが日本にもできれば、薬剤師職は在宅業務になるのではないでしょうか?
まとめ
薬剤師のテレワークは今後も増えていくことが予想されています。
それは薬剤師業務のテレワーク化だけでなく、薬剤師の専門性を活かした別の職種としてもです。
趣味感覚で始められるものもあります。
おうち時間を楽しみやお金に変えちゃいましょう!
自分に合った働き方を見つけてください。
激動する薬剤師の世界で悔いのない転職をするなら求人サイトを活用しよう
大きな薬価改定や「対物業務から対人業務へ」という方針の変化など、薬剤師の環境は大きな変化を強いられています。
その変化によって、適応できず勤務先が廃業してしまった、仕事が激務になったなどの話も聞いたりします。
かつては売り手市場と言われた薬剤師の転職も、その変化の影響を受けないわけがありません。
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