晴れて定年退職を迎えたとしても、その後のお金のやりくりを考えると不安に感じますよね。
今の日本は老後2,000万円問題や年金の繰り下げ需給など耳が痛い話ばかり。
このような世の中ですから、定年後も薬剤師として働き収入を得られると安心ではないでしょうか。
そんなあなたに向け「薬剤師は何歳まで働けるのか」「定年後の薬剤師の働き方」などについて解説していきます。
シニア層向けの転職サイトも紹介しますので是非参考にしてください!
薬剤師は何歳まで働ける?

国家資格である薬剤師には具体的な年齢制限はありません。
しかし、一般的には60歳から65歳で定年退職となります。
- 公務員薬剤師
- 企業で働く薬剤師
- 経営者
それぞれについて詳しく解説します。
①:公務員薬剤師として
一般的に地方公務員薬剤師の場合、60歳で定年退職を迎えます。
ただし、国家公務員薬剤師は65歳ですが、地方公務員の場合でも再任用制度を活用すれば最長65歳まで働けます。
また、公務員には早期退職制度があるのが特徴です。
ご自身の体力や健康面に合わせて定年退職を選べるのは大きなメリットでしょう。
②:企業で働く薬剤師として
調剤薬局や製薬会社などの企業で働く薬剤師は60歳~65歳での定年退職が一般的です。
しかし、具体的な定年退職の年齢を設定していない場合もあります。
個人経営の調剤薬局などがその例です。
こうした調剤薬局などは「まだまだ現役で働きたい」と考えているあなたにとっては魅力的にみえるはず。
企業ごとに雇用制度が異なりますので勤め先の雇用契約書を確認してみましょう。
③:経営者として
調剤薬局などを独立開業した場合、経営を続けるかどうかはあなた自身で選択できます。
なのである意味では定年退職は存在しないと言えるかもしれません。
個人で仕事を請け負う医療コンサルタントなども同じです。
経営が右肩上がりになれば収入も増えるので夢が膨らみますよね。
ただし、当然ではありますが業績悪化などによる倒産などのリスクもあります。
一生涯現役で働けるかどうかはあなたの経営者としての手腕が問われるでしょう。
定年後の働き方は?

ここまで働く場所ごとの定年退職の違いについて解説してきました。
それでは定年退職を迎えたあとどんな働き方があるのでしょうか。
- 再雇用制度を活用する
- 調剤薬局やドラッグストアで働く
- 物流センター管理者として働く
3つの方法について解説していきます。
①:再雇用制度を活用する
まずは、再雇用制度の活用を検討してください。
再雇用制度は同じ職場環境で働くので精神的な負担が少ないのがメリットです。
経験豊富なあなたが定年後も働いてくれれば後輩達は安心するでしょう。
ただし再任用の場合、給料が下がってしまうのが一般的です。
また、努力義務ではありますが70歳まで雇用することが企業に対して求められています。
あなたの体力や体調に合わせてご検討ください。
②:調剤薬局やドラッグストアで働く
シニア層の求人情報が最も多いのが調剤薬局やドラッグストアです。
ただし調剤薬局の場合、調剤未経験者を採用しないケースが多いのでご注意を。
OTC販売をメインとするドラッグストアでは調剤未経験者の採用パターンもあります。
このようにシニア層の転職はこれまでのキャリアを活かせる職場が限られてしまうのが現実です。
定年退職を機に、新たな挑戦を楽しむ新鮮な気持ちで転職先を探してみてはいかがでしょうか。
③:卸業者などの物流センター管理者として働く
医薬品を大量に保管するための保管庫を持つ卸業者などは物流センター管理者として薬剤師を採用しています。
調剤薬局などとは異なり対人業務より事務作業がメイン。
医薬品の品質管理や発注業務などのデータ管理を任されるので体力的な負担が少ないのがメリットです。
ただし、物流センター管理者の求人情報はほとんど無いのがデメリット。
欠員補充の求人情報など随時チェックしなければなりませんので転職は難しいのが実情です。
定年後の転職活動には転職サイトがおすすめ!?

ここまで定年後の働く3つの方法について解説しました。
ただし実際のところ「自分で定年後の転職先を探すのは大変なのでは?」と思いましたよね。
そんな時には転職サイトの利用をオススメします。
その理由と共に、今のあなたにオススメの転職サイトをまとめてみました。
ぜひ参考にしてください。
転職サイトがオススメの理由は?
転職サイトがオススメの理由は、あなたの希望条件に合わせた求人情報を提供してくれるからです。
私も転職サイトを利用して転職しました。
- 面接の準備
- 雇用条件などを代わりに聞いてくれる
- 履歴書の添削
- 面接日程の調整
- 仕事終わりの電話相談
などの細かいサポートが特徴。
はじめての転職活動でも安心して転職することができました。
定年後とはいえこれまであなたが積み上げてきた薬剤師としての経験は貴重です。
しかし、シニア層の求人情報は限られてしまうのが実情。
そんな中でも転職サイトはあなたの転職を最後までサポートしてくれます。
ただし、転職サイトによって特色が異なります。
- 求人数が業界一
- パート・派遣の求人情報が多い
- 高収入の求人情報が多い
- 転職前後のサポートが手厚い
あなたの転職活動に合った転職サイトを活用しましょう。
シニア層の転職活動はCME薬剤師がオススメ
では、どのような転職サイトを利用すればいいのでしょうか。
定年後などのシニア層の転職にはCME薬剤師がオススメです。
CME薬剤師では50歳(60でも可)からの転職という独自の特集を組んでいます。
全国で3,100件を超えるシニア層の求人情報をもっています。
履歴書の添削や転職後のアフターフォローなどもしっかり行ってくれます。
他の転職サイトではこのようなシニア層向けの求人情報はなかなかありません。
ぜひ、あなたの転職活動にご利用ください。
57歳男性の転職事例
大学卒業後は一貫して企業にてMRをしておりました。
MRには厳しい環境が続き、以前より早期退職制度が出ておりましたが制度改革に伴い収入が現実のものとなったため、お世話になった会社に見切りをつけ転職の意思を固めました。
とは言え、MR以外に何の経験もなかったので、本当に転職先が見つかるのかとても心配でした。同僚からも転職活動に苦戦をしている話を聞いていたことがあります。
色んな紹介会社に登録しましたが、どの会社もまともに取り合ってくれませんでした。
そんな中、CMEさんの担当者の方だけが、「何でも取り組めますか」「本当に一から学ぶことは出来ますか」「年収が500万円を切るかもしれないがそれでも本当に大丈夫ですか」と問いかけをしてくれました。
私が「人とコミュニケーションを取ることが好きなので、在宅を勉強させてくれるところはないですか?」と聞いたところ、やる気がある人が大好きな会社があるので、少しお待ちくださいと、早速アクションを起こしてもらえました。
1週間後には職場見学を兼ねた面接を設定していただけました。しかも、その日の帰りには薬局のご担当者の方から「是非、一緒にお仕事しませんか!」と口頭ではありますが内定のお話まで頂くことが出来ました。
最初にCMEさんに連絡をいれてからわずか10日で、私にとって最初で最後の転職活動が終了しました。
本当にありがとうございました。出典:CME薬剤師
CME薬剤師のデメリット
CME薬剤師は大手の転職サイトと比較して地方の求人情報が少ないです。
東北地方の求人は少ない
CME薬剤師は全国の求人を扱っているが、私の希望していた東北地方の求人は少ないようで、希望に合う求人を2件しか紹介してもらえませんでした。
特定の地方の求人が少ないのは、CME薬剤師のカバーエリアの問題なのかもしれません。
出典:イーデス調査
そもそも、シニア層の求人情報は限られてしまいますがデメリットのひとつと言えるでしょう。
こうした場合はマイナビ薬剤師や薬キャリエージェントなどの大手転職サイトを利用してください。
大手の転職サイトは取り扱い求人件数が多く、地方の求人情報もあります。
複数の転職サイトを活用してあなたのシニアライフに合わせた働き先を探しましょう。
③:シニア転職で優先したいことは?
定年後の転職活動はご自身の体調や精神状態を優先した方が良いでしょう。
定年前と比べると体力は落ちています。
ここで無理をしてフルタイム勤務などをしては体調を崩しかねません。
あなたの体調や体力に合わせてパートタイムや短期間のアルバイトなど様々な働き方を検討しましょう。
無理のない働き方で豊かなシニアライフを

今回、「薬剤師は何歳まで働ける?」「定年後の働き方は?」などについて解説しました。
まずは勤務先の雇用制度を確認し、転職サイトに登録しましょう。
あなたの希望や体調を考えながら転職先を探してくれるはずです。
老後の生活にもお金が必要になるとはいえ、何よりもあなたの健康な時間が最も大切です。
短時間や短期間の勤務など無理のない範囲で働きながら豊かなシニアライフを送りましょう。
激動する薬剤師の世界で悔いのない転職をするなら求人サイトを活用しよう
大きな薬価改定や「対物業務から対人業務へ」という方針の変化など、薬剤師の環境は大きな変化を強いられています。
その変化によって、適応できず勤務先が廃業してしまった、仕事が激務になったなどの話も聞いたりします。
かつては売り手市場と言われた薬剤師の転職も、その変化の影響を受けないわけがありません。
そんな中で、後悔のない転職活動をするためには、自分が企業にとってどう映るのかという客観的な視点や、企業の表には出てきにくい情報などもしっかり吟味したうえで慎重に転職活動をすすめていく必要があるでしょう。
それらの大きな助けとなってくれるのが薬剤師専門の求人サイトです。
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登録・利用はいずれも無料です。
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