
「薬剤師研修センターのe-ラーニングってどれがいいのか分からない!」と困っていませんか?
コロナ渦の影響で自己学習はe-ラーニングが主流になりましたが、おすすめが分かりにくいですよね。
e-ラーニングそれぞれにどんな特徴があるか分かると勉強しやすいと思います。
そこで今回はe-ラーニングの選び方とポイントについて解説していきます。
おすすめのe-ラーニング5選をあわせて紹介しますので参考にしてください!
e-ラーニングの選び方とポイントは?

まずは、e-ラーニングの選び方とポイントについて解説していきます。
- 選び方①:講座の充実度で選ぶ
- 選び方②:コストパフォーマンスで選ぶ
- ポイント:「単位取得」が目的とならないよう注意する
順番に解説していきます。
選び方①:講座の充実度で選ぶ
e-ラーニングの選び方のひとつとして、講座の充実度を目安にしましょう。
自己学習で最も大切なのはモチベーションの維持です。
ただ動画視聴していると飽きがきてしまいます。
薬の作用機序や解剖生理、法律関係や対人関係のスキルアップなど様々な勉強ができると面白いですよね。
また、あなたの得意不得意にあわせて学べる幅が広いe-ラーニングの方が使い勝手も良いと言えます。
薬に限らず、幅の広い様々な分野の勉強ができるe-ラーニングサイトを選びましょう。
選び方②:コストパフォーマンスで選ぶ
e-ラーニングはコストパフォーマンスも重要です。
お金をかけた自己学習は非常に大切ですし、勉強する姿勢は素晴らしいと思います。
しかしながら、高いからといって良いe-ラーニングとは限りません。
安くても質の良いe-ラーニングがあればそちらを活用した方が良いですよね。
コストパフォーマンスに見合ったe-ラーニングを活用しましょう。
ポイント:「単位取得」が目的とならないよう注意する
e-ラーニングを活用する上で単位取得が目的とならないよう注意しましょう。
e-ラーニングだけで40単位取得しても研修認定薬剤師の取得要件を満たします。
ですからe-ラーニングを受講するだけで資格取得が可能です。
「動画再生だけして実際は何も聞いていない」なんてことにならないよう注意してください。
e-ラーニングの中には確認テストやレポート提出などが必要なものがあります。
きちんと身になる自己学習をするためにもこうしたe-ラーニングを利用するのもひとつですね。
おすすめのe-ラーニング5選

次は、おすすめのe-ラーニング5選を紹介します。
- 薬剤師のためのインターネット研修
- メディカルナレッジ
- JP-ラーニング
- かかりつけ薬剤師.com
- アプロ・ドットコム
順番に紹介しますので参考にしてください。
コストパフォーマンスで選ぶなら「薬剤師のためのインターネット研修」
コストパフォーマンスで選ぶなら薬剤師のためのインターネット研修がおすすめです。
- 講座数:150講座(90単位)
- 受講の確認方法:テストの合格orレポート提出
- 受講料(税込):7,000円
- 受講期間:1年間
7,000円で研修認定薬剤師に必要な単位すべてが取得できるのでコストパフォーマンスは優秀です。
90分の講座を受講すると1単位もらえます。
受講後の確認テスト合格やレポート提出が求められますから自然と集中して受講できるでしょう。
講座の充実度で選ぶなら「メディカルナレッジ」
講座の充実度で選ぶならメディカルナレッジがおすすめです。
- 講座数:1,122コンテンツ(374単位)
- 受講の確認方法:確認テスト(点数は関係なし)
- 受講料(税込):
24,420円(全コンテンツコース)
19,800円(40単位コース)
16,500円(20単位コース)
14,850円(10単位コース) - 受講期間:1年間
メディカルナレッジは全1,122の講座があります(2022/12/1現在)。
すべて受講すれば374単位取得可能です。
1コンテンツ30分前後の講座ですから隙間時間を活用できますね。
4つの受講コースがありますのであなたの希望に合わせて利用しましょう。
保険調剤の学習で選ぶなら「JP-ラーニング」
保険調剤を集中的に学習するならJP-ラーニングがおすすめです。
- 講座数:15講座(45単位分)
- 受講の確認方法:ドリル学習終了、実力テストの合格(80%以上)、レポート提出(250~500字以内)
- 受講料(税込):
19,710円(15講座、2年間コース)
13,200円(15講座、1年間コース)
3,700円(3講座、100日間コース)
1,760円(1講座、40日間コース)
JP-ラーニングは保険調剤の知識に特化したe-ラーニングです。
保健薬剤師1年目~5年目に必要とされる知識を4段階レベルの15講座に分けて学びます。
かかりつけ薬剤師として活躍するために必要な知識を体系的に学習できます。
ドリル学習と実力テストの合格、レポート提出が必要なので単位取得のハードルは高め。
ですが、その分だけ身になる知識が学べますね。
2年間かけてじっくり学ぶこともできますし、必要な単位数だけ取得するときも活用できるでしょう。
無料受講で選ぶなら「かかりつけ薬剤師.com」
無料受講できるおすすめのひとつ目はかかりつけ薬剤師.comです。
- 講座数:46講座(46単位)
- 受講の確認方法:確認テストの合格(80%以上)
- 受講料:無料(ただし、単位申請には1単位につき500円)
最大の特徴は講座の受講が無料なところです。
ただし、単位申請には1単位あたり500円の費用がかかります。
あなた自身の勉強のために講座受講するだけでも十分意味はあるでしょう。
また、「あと1単位だけ欲しい!」といったときに単位申請するとよいかもしれませんね。
無料受講で選ぶなら「アプロ・ドットコム」
無料受講できるおすすめのふたつ目はアプロ・ドットコムです。
- 講座数:900講座以上
- 受講料:120講座(40単位)無料(ただし、120時間以上派遣勤務した人が対象)
こちらも受講料無料のe-ラーニングを提供しています。
しかし、受講資格は派遣薬剤師として120時間以上勤務が条件です。
ですが無料で受講できる機会はなかなかありません。
派遣薬剤師のスキルアップを手助けしてくれるおすすめのひとつと言えるでしょう。
研修認定薬剤師の資格取得方法は?

ここまでおすすめのe-ラーニングサイト5選を紹介しました。
では、おさらいとして研修認定薬剤師の資格取得方法について確認しておきましょう。
研修認定薬剤師の資格を取得するためには下記の手順で進める必要があります。
- PECS(薬剤師研修・認定電子システム)へ登録する
- 4年以内に40単位を集める
- 認定の手続き申請を行う
順番に確認していきましょう。
PECS(薬剤師研修・認定電子システム)へ登録する
まずはPECS(薬剤師研修・認定電子システム)へ登録を行いましょう。
今までは薬剤師研修手帳を用いた申請方法がとられていました。
しかし、2022年4月よりPECSで申請する方法へ移行しました。
PECS登録をしなければ単位取得はできませんので注意してください。
ただし、2022年3月までに受講した研修は薬剤師研修手帳が使えます。
貴重な単位ですので捨てずに手元へ残しておきましょう。
4年以内に40単位を集める
研修認定薬剤師の資格を取得または更新するための要件は以下の通りです。
初めて認定を受けようとする場合は、申請日から遡って4年以内に40単位以上を取得することが必要です。 更新の申請は、3年毎に30単位以上、また毎年5単位以上取得することが必要です。
つまり、初めて単位を取得してから4年以内に40単位以上の単位取得が認定条件となります。
認定対象となる研修は次の4つに大別されます。
- 「集合研修・実習研修」
- 「グループ研修」
- 「通信講座研修(e-ラーニング)」
- 「自己研修」
それぞれ1日に取得できる単位数の上限や年間取得単位数に制限がありますので事前に確認しておきましょう。
以下の表はこれらをまとめたものになりますので参考にしてください。

認定の手続き申請を行う
4年以内に40単位集めましたらPECSより認定申請を行いましょう。
なお、申請にあたって審査料11,000円が必要です。
支払い手続きが完了後1週間以内に必要書類を公益財団法人日本薬剤師研修センターに送付します。
その後、3か月程度で審査結果メールが届き、認定されると1か月後に認定証が送付されます。
また、研修認定薬剤師は3年に1度更新が必要です。
更新のためには以下の要件を満たさなければなりません。
「3年の認定期間に30単位以上かつ各年5単位以上取得すること」
この要件を忘れてしまうと資格失効となりますのでご注意ください。
e-ラーニングを活用して研修認定薬剤師を目指そう

今回は、厳選したおすすめのe-ラーニングを5つ紹介しました。
コロナ渦の状況ではe-ラーニングを活用した講座の受講が主流になりつつあります。
e-ラーニングによる勉強は、休日や職場の休憩時間などのスキマ時間の有効な活用方法です。
ただし、単位取得だけが目的となるような受講は意味がなくなってしまうのでご注意ください。
研修認定薬剤師の資格は薬剤師として一定以上のスキルを持つ証明となります。
e-ラーニングを活用して薬剤師としてのスキルアップを目指しましょう!
激動する薬剤師の世界で悔いのない転職をするなら求人サイトを活用しよう
大きな薬価改定や「対物業務から対人業務へ」という方針の変化など、薬剤師の環境は大きな変化を強いられています。
その変化によって、適応できず勤務先が廃業してしまった、仕事が激務になったなどの話も聞いたりします。
かつては売り手市場と言われた薬剤師の転職も、その変化の影響を受けないわけがありません。
そんな中で、後悔のない転職活動をするためには、自分が企業にとってどう映るのかという客観的な視点や、企業の表には出てきにくい情報などもしっかり吟味したうえで慎重に転職活動をすすめていく必要があるでしょう。
それらの大きな助けとなってくれるのが薬剤師専門の求人サイトです。
ここでは4つお伝えするので、転職を考えるなら、ぜひ登録してみてください。
登録・利用はいずれも無料です。
マイナビ薬剤師 |
---|
![]() 「薬剤師転職エージェントご利用者満足度No.1」と評価されたマイナビ薬剤師。その理由は、「会う」ことで、あなたが仕事に対して何を求めているか、その希望を実現するため手伝うできることは何かを明確にできると考えていること。 そのため、日本全国に拠点を置き、転職希望者とは基本的に対面での面談を実施しています。 さらに、人それぞれの転職理由を丁寧な対応の中で「本当の気持ち」を汲み取り、一人あたり平均紹介求人数19.5件と、豊富な選択肢を提示してくれます。 はじめての転職なら、丁寧なフォローで不安を解消しつつ転職活動をすすめられるので、登録をおすすめします。 登録・利用は無料です。
|
薬キャリエージェント |
---|
![]() コンサルタント満足度95%を誇り、医療業界に特化してきた専門性の高さと希望に合った求人を最短即日で最大10件紹介してくれるといった迅速な対応が特徴です。 求人情報の裏側も徹底調査し、表には出てこない「なぜ年収が高いのか?」「有給はきちんと取得できているか?」など、きちんと納得した上で仕事を探すことができます。 また、正社員やパートのみならず、派遣にも力を入れており、融通の利きやすい働き方をすることもできますし、派遣といえども福利厚生も充実しています。 全国多数の非公開・好条件求人を保有していますし、登録・利用は無料でできるので、転職を考えたなら、いろんな可能性を見るためにまずは登録しておきたいサイトです。
|
ファルマスタッフ |
---|
「お会いする姿勢」を大切に、できる限り直接1人1人と直接顔を合わせて話を聞き、サポートしてくれるファルマスタッフ。 その姿勢は、求人紹介先にも向けられているようで、高い満足度により信頼関係を築いています。 おかげで、薬剤師の転職成功率はなんと90%超の実績。 転職活動を丁寧にサポートしてくれるだけでなく、グループ企業である大手薬局チェーン・日本調剤株式会社の教育ノウハウを活かし、スキルアップ・キャリアアップの機会が得られるのも大きな特徴。 転職の機会にステップアップしていきたいと考えるならぜひ登録したいサイトです。 もちろん、登録・利用は無料です。
|
リクナビ薬剤師 |
---|
![]() リクナビ薬剤師は、年間100万人以上の転職を支援するリクルートグループが運営する薬剤師専門サービスです。 リクルートならではのネットワークは強いようで、非公開求人にはリクルートグループでしか見つからない求人も多数あります。 ほかのサイトに比べて大手企業の求人数が多いともいわれています。これまで培った人材紹介サービスとしてのノウハウがあるからこその、最短3日で転職が実現するスピーディーさも魅力です。 転職活動になかなか時間が割けなくても、「薬剤師は忙しい」ことを前提に、面談の日程調整や合否連絡、退職手続きの方法など、転職の際に発生する連絡業務、事務手続きなどをしっかりとサポートしてくれます。大手企業に転職したい、良い条件のところに転職したいなら登録しておきたいですね。 登録・利用は無料です。
|