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薬剤師検索システムで分かる?薬剤師名簿に登録されたか確認する方法

薬剤師国家試験に合格後、一番に必要な手続きが”薬剤師名簿登録の申請”ですよね。

都合を合わせ保健所へ申請しに行ったにも関わらず、なかなか登録票が来なくて、いらいらすることもあると思います。

実は、ネットでも薬剤師の登録ができているのか確認できるツールがあります。

今回は、その「薬剤師資格確認検索システム」の使い方まで、しっかりお伝えしていきます。

もし検索して名前が出てくるようなら、薬剤師名簿の登録済み証明書が来るまで、あと少しかもしれませんよ!

薬剤師資格確認検索システムとは

国家試験に合格しただけでは薬剤師として働けないことは、知っていることと思います。

合格後、厚生労働省に薬剤師名簿への登録を申請し、登録完了後に薬剤師として働けるようになるのですよね。

実は、薬剤師名簿に記載されている名前は、Web上で簡単に確認できます。

そのシステムが、厚生労働省が管理している「薬剤師資格確認検索システム」です。

資格確認検索:厚生労働省

この検索システムは薬剤師に限らず、一般の方も利用できます。

どうやって検索するの?

それでは実際の画面を見ながら、検索していきましょう。

1.資格確認検索画面へ行く

資格確認検索:厚生労働省

上記のサイトへ移動していただくと、以下の画面になります。

「資格確認検索画面へ」をクリックすると、検索画面に移ります。

2.氏名を入力し検索

「氏名」の部分をいれるだけで検索可能です。

しかし、名字のみや名前のみなど、氏名の部分検索はできません。

必ず氏名欄は「名字+空白+名前」漢字で入力しましょう。

入力できましたら、「検索」ボタンを押します。

3.検索結果を確認

 

ここで、自分の名前と性別、登録年が間違いなく出てくれば、薬剤師名簿に登録されたことが分かります。

登録年とは?

検索結果に出てくる登録年「薬剤師名簿に登録された年」を指します。

つまり、あなた自身が保健所へ薬剤師の登録申請を行い、名簿に名前が載った年になります。

ちなみに今後、結婚などで名前が変わった場合、薬剤師名簿の変更手続きが必要になりますが、変更後も登録年は変わりません。

検索しても出てこない場合

ここまで検索方法を見てきました。

実際やってみて、あなたの名前は出てきましたか?

もし出てこないようでしたら、以下の可能性が考えられます。

検索方法を間違えている

前の項目でもお伝えしましたが、この検索システムは「名字+空白+名前」漢字で入力しなければ出てきません。

「名字だけ」や「名前だけ」、「読み仮名」での検索はできません。

また、空白を入れ忘れるだけでも、検索結果に出てこなくなってしまいます。

自分の検索方法が間違えていないか、今一度、確認してみましょう。

登録名が違う

ご自身の名前に旧字体などが使われている場合は、注意が必要です。

薬剤師名簿の申請書と戸籍の漢字が違う時は以下の対応がとられます。

5)申請書と戸籍の氏名の漢字が異なる場合、どちらの漢字が使用されるのか。

免許証に記載される氏名の漢字は、原則的には戸籍に使用されている字体で作成されます。

引用元:大阪府/薬剤師免許申請に関するよくある質問

つまり、ご自身で書いた申請書と戸籍だと、戸籍登録されている名前が優先されます。

申請書に書いた漢字が戸籍と違う場合は、一度、戸籍上の漢字を使って検索をかけてみましょう。

ちなみに、薬剤師検索システムでは、以下の「異体字リスト」にのっている漢字に限り、正字で入力しても認識される機能を持ちます。

異体字リスト:薬剤師資格確認検索

実際に「渡辺」で検索した結果が以下の通りです。

「渡辺」で検索をかけても、「渡辺」「渡邉」が同時に出てきます。

また、以下の「外字リスト」に載っている漢字の場合は、該当漢字を「?」にすることで検索もできます。

外字リスト:薬剤師資格確認検索

ご自身の名前で、複雑な漢字が使われている場合は一度ご確認ください。

登録自体がまだされていない

正しい入力方法で検索しているのに出てこないとなると、薬剤師名簿の登録がされていない可能性が高いでしょう。

薬剤師国家試験の合格発表後は約1万人がそれぞれ保健所に行き、手続きを行います。

実際、3月や4月は手続きが集中し、薬剤師名簿に登録されるまで早くても1ヶ月ほどかかるようです。

また数日おいて、検索しなおしてみましょう。

なぜ薬剤師検索システムがあるの?

薬剤師検索システムは自分が薬剤師名簿に登録されたか確認できる、便利なツールではあります。

しかし、あなたがこれから薬剤師として生きている限り、この検索ツールでは名前が表示され続けます。

不特定多数の人が検索できる点において、薬剤師からすると個人情報が世の中にさらされていますから、やや複雑に思うでしょう。

ですが、この薬剤師情報の公開は、法律に記載されている目的に基づいて行われています。

薬剤師法

第四章 業務

(薬剤師の氏名等の公表)

第二十八条の二 厚生労働大臣は、医療を受ける者その他国民による薬剤師の資格の確認及び医療に関する適切な選択に資するよう、薬剤師の氏名その他の政令で定める事項を公表するものとする。

引用元:薬剤師法 | e-Gov法令検索

つまり、薬剤師検索システムを利用する本来の目的は「患者さんや雇用する側が、あなたは本当に薬剤師なのか判断する事」なのです。

実際に検索ツールで分かることは、「氏名」「性別」「名簿登録年」「行政処分内容」のみです。

名簿登録年は、検索して同姓同名が出た場合、年齢から推測できる材料として公開されています。

また、行政処分により薬剤師業務が禁じられていないかも検索ツールで分かります。

しかし、氏名の部分検索ができない事、生年月日や薬剤師名簿登録番号は公開しない事で、薬剤師個人の過度な情報公開はされないようになっています

あくまでも患者さんや雇用する側の目線で、あなたは国が認めた薬剤師なのか、判断する情報のみを公開しているのです。

まとめ

以上、厚生労働省の薬剤師資格確認検索システムについて見てきました。

あなたの名前は出てきましたか?

ここに名前が出てきたということは、薬剤師名簿の登録が済んでいると同時に、周りから「薬のプロである薬剤師」という目で見られるということです。

難関な国家試験を潜り抜け、薬剤師として一歩を踏み出せました。

薬のプロになれるよう、これからの薬剤師業務に精進していきたいところですね。

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