薬剤師として就職が決まった!
働き出すまでの準備の一つとして、迷うのが、髪型ですよね。
なにせ医療従事者は、髪型や髪色が厳しいイメージがあるのではないでしょうか。
黒髪のショートヘアーにしたら間違いはないでしょうが、就職後も可能な限りは、自由に髪型を楽しみたいと思う気持ちは当然です。
今回は薬剤師の髪型について、現場での実態も踏まえつつ、お伝えさせていただきます。
就職して一番に髪型で注意されるなんてことのないよう、しっかり準備していけば、新しい職場で好印象を与えられるはずですよ。
薬剤師にふさわしい髪型とは

まず髪型についてですが、大切なポイントは“清潔感”です。
くすりは食べ物と同じく、口の中に入れる物です。
そのため、くすりを取り扱う薬剤師には清潔感が強く求められます。
それでは清潔感がある髪型、とはどういうものでしょう?
まず大前提として、現場では髪の毛は不衛生なものとされています。
なぜなら、髪の毛は空中に浮遊しているウイルスなどが、付着している可能性があるからです。
新型コロナウイルスの治療に従事する看護師さんの中には、「髪へのウイルスの付着が気になるので、バッサリ切った。」という方もいるくらいです。
さすがにそれにならって、みんなショートカットじゃないといけない、ということはありません。
しかし、女性・男性問わず、“仕事中に髪の毛を触ることがないようなヘアスタイル”を心がけましょう。
それが“清潔感”のある髪型のポイントです。
女性
まず長さのある髪は、必ず結びましょう。
ただ、髪が長い人は1つに束ねたとしても、振り向きざまに髪の毛が人や物に当たる可能性があります。
以下のようにお団子にするなど、毛先が振り回されないような工夫を、心がけた方がいいでしょう。
ちなみに、パーマについては、しっかり結んでいれば問題ないですよ。
また、下を向いたときに、前髪や顔のサイドの毛が落ちてくるようであれば、必ずピンで留めましょう。
下を向いたときに髪の毛が落ちてくると、それを掻き上げるために頻繁に髪の毛に触らなければいけません。
さらに髪で顔が隠れていると、患者さんからしたら、表情が読み取れなかったり、暗い印象を与えたりする可能性があります。
しっかり束ねて、顔まわりがスッキリした髪型であれば、患者さんが一番求めている“清潔感”を与えることができます。
ショート・ボブくらいの長さの人は、耳に髪の毛をかけることも多いと思いますが、なかなかそれをキープするのは難しいと思います。
ピンの悪目立ちなく、髪が落ちてこない耳掛けアレンジとして、よければこちらの動画を参考になさってください。
また、ピンを使わずにできるまとめ髪として、ヘアゴム1本でできるこちらのアレンジもお役に立つのではないでしょうか。
男性
第一に、女性と同じく、前髪など顔まわりの毛が鬱陶しくないよう心がけましょう。
長髪は禁止している職場と、結んでいればOKという職場に分かれます。
ただ、実際は長髪の薬剤師はあまりいないように感じます。
例え職場では絶対NGでなくても、患者は高齢者の割合が多く、男性の長髪に対して理解が低い可能性があるため、どちらかというと避けた方が無難かもしれません。
また、ツーブロックやパーマなどに関しては、特に問題はないですが、あまり強いスタイルは避けましょう。
スタイル名
バックパーマスタイル
💈
コメント
強めにパーマ当ててます!
セットで後ろに流せるようにしてます!
(サイドチェストしてくれてます。)
💈
スタイリング
ジェルで後ろに流すだけです!
簡単です😊
💈 pic.twitter.com/RLUZwvjWaR— NEOヘアカタログ (@neomenshair) September 9, 2021
これくらいいくとちょっとNGが出ちゃうかもしれません。
以下のようにトップのポイントパーマや、サイドをさりげなく刈り込んでいる人は多いですよ。
スタイル名
ツーブロックスタイル
💈
コメント
ツーブロック刈り上げしてます!
パーマなどしてなくて、カットで動きを出してます!
上をふわっとしたりするときは髪の長さと、軽さが重要になりますよ😊
💈 pic.twitter.com/7uqH5fqHLD— NEOヘアカタログ (@neomenshair) September 22, 2021
薬剤師にふさわしい髪色
髪型はくくり方やピンの留め方でカバーできますが、髪色はすぐ変更できないため、特に悩むポイントではないでしょうか。
女性
一般的に医療従事者であれば“7レベル(トーン)位”と言われています。
美容院に行けばカラーチャートというものを使い、7レベルといえばどれくらいの明るさか見せてくれるでしょう。
だいたいの目安は次のような感じです。
- 6レベル:一般に美容院で「暗髪」と呼ばれる明るさ。髪を染めているのが分かるくらい。
- 7レベル:落ち着いた色味に若干明るさが加わった程度。
- 8レベル:ほんのり明るめ。フォーマルにもカジュアルにも合わせやすい。
- 9レベル:かなり明るい印象。髪色に対する規則が緩い職種であれば許される。
【ヘアカラートーン別世間の大人(多数派)の持つ印象】
✅3〜5 「まあ黒髪」
日本人の黒は大体4
✅6〜9 「好印象!」
日系航空会社の基準は6。8は色味綺麗。9辺りから「イメチェンね!」って言われがち
✅10〜12 「あの人髪明るめね」
退色したらこの辺
✅13〜15
「あ、明るっ」でも透明感あって綺麗 pic.twitter.com/OFi036uE6N— S.U@美容師(沖縄/写真/サウナ好き) (@s___u04_06) March 8, 2020
明るさレベル別ベージュヘアカタログ
ベースによってはブリーチやブリーチなしのダブルカラーがオススメです💓
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✂︎透明感抜群ミルクティーグレージュ✂︎
✂︎脱黒染め脱赤味セピアグレージュ✂︎
✂︎春スタイルに変えたい変わりたい✂︎ pic.twitter.com/teNKmBicAB— Rubik hair (@Rubikshair) March 20, 2020
レベル別・系統別のカラー実例は以下に記した美容院のサイトがわかりやすくまとめてくださっているので、よければご参照ください。
【保存版】ブリーチなしでも可愛いアッシュカラー25選。レベル別で必ず見つかる似合う色。
ただ、注意点があり
- 元から細い・柔らかい髪質や、少し傷んでいる髪の人は、最初7レベルで染めていても、途中で色が抜けて明るく見える可能性がある。
- 同じレベルでも、染めるカラーの系統で明るさの見え方が大きく変わる可能性がある。(イエロー系はアッシュ系より明るく見えがち。)
カラーをする際は、美容師さんに単純に「7レベルで」と伝えるのでなく、その後の色抜けや、見え方まで相談されるといいでしょう。
男性
女性と比較して、男性の茶髪はどうしても厳しく見られがちです。
JHCA(日本ヘアカラー協会)の推奨レベルを元に、カラーコーディネータの方が職場別に提案されているものがこちらです。
JHCAでは企業の一般的な推奨レベルを6、7、8レベルと提案しています。具体的に職種別推奨レベル(明るさの上限としての提案)をご紹介します。
- 接客サービス業
女性:7~8レベル/男性:5~6レベル- 事務系
女性:7~9レベル/男性:5~6レベル- 営業職
女性:7~8レベル/男性:4~5レベル- 外回り(ノーネクタイ)
女性:7~10レベル/男性:6~8レベル- クリニック(白衣着用)
女性:6~8レベル/男性:5~6レベル- ブティック
女性:6~13レベル/男性:4~13レベル
このように、残念ながら男性のカラーに関しては、女性よりもう1レベル下げた方がいいでしょう。
現場の実態
体感的に、病院(特に規模の大きい所)の方が薬局より、髪色に関しては規定が厳しめです。
おそらく、たくさんの医療従事者が働いているため、一律で規定を厳しくしているからでしょう。
7レベルであればおおよそ問題はないと思いますが、病院によっては6レベルで規定されているところもあります。
薬局では髪色に関しては、緩い人が多めです。
8レベルくらいの人、かなり多い気がしますね。
もはや、9レベルくらいの「え?その色いける?」という人がいるのも事実です。
また、くくった時に見えにくければOKと、インナーカラーで遊ぶ人もいます。
「よく見るとサイドの毛だけピンクっぽい気が。」
といった感じです。
この髪色が緩くなる傾向は夏ごろから始まり、4月前には戻ります。
新入社員が入ってくるのに合わせて、現場も再度引き締めが入るためですね。
ただ、「病院・会社から言われるから」のではなく、大切なのは「患者さんからどう見えるか」ですよね。
自分でも処方箋を持っていったら、めちゃくちゃ明るい髪色の薬剤師に対応されたら『え?大丈夫なのかな』と不安に感じると思います。
茶髪だから仕事できない、なんてことはないのは百も承知ですが、まだまだ我々日本人の根底で、茶髪のイメージが医療従事者としてあまり良くないことは事実です。
特に薬剤師は高齢者を相手にすることが多いため、茶髪への偏見はより強く捉えられていると思わなければならないでしょう。
これから就職される方
今から新しい職場に就職される方であれば、より一層注意が必要です。
医療従事者にプラス新入社員として求められるものがあるでしょう。
髪色に関しては、職場での明確な規則がない限り、できたら7レベルよりもさらに抑えたレベルにすることをおすすめします。
患者さんからの印象とともに、職場からの印象も、始めはとても重要です。
無難にまとめる新入社員が多いので、より一層茶髪は目立ちます。
ギリギリを攻めて、わざわざ目をつけられる必要はないと思います。
オシャレしたい気持ちをグッと抑えて、最初は限りなく無難にいきましょう。
まとめ

薬剤師に必要な髪型はまず“清潔感”が第一です。
そのためには、長い髪はまとめ、顔まわりがサッパリするよう心がけましょう。
髪色の目安は“7レベルまで”です。
ただ、元の髪質や職場での規則をもとに、慎重に美容師さんと相談するのをおすすめします。
薬剤師でも髪のオシャレを楽しみたい気持ちは十分理解できます。
ただ、“患者さんや職場で、それがどう受け止められるか“を意識してみてください。
好感度の高い髪型で仕事をした方が、自分自身も気分良く働けますよ。
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