薬剤師になるには

薬剤師国家試験に落ちる人の特徴8選!不合格を避けるためにできること

「教授に病院への紹介・推薦をしてもらったから卒業後の仕事は安心」

と思っていたのに、国家試験に落ちて仕事もパーになったら目もあてられませんよね。

特に、病院就職となれば国試に落ちたら内定も取り消し、薬局やドラッグストアのように待ってはくれません。

この記事では、「国家試験に絶対落ちたくない、というか落ちるわけにはいかない」というあなたに向けて、国家試験に落ちる人の特徴とその対策をご紹介します。

国家試験の合格基準とは?

まずは、合格基準を知っておきましょう。

以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。なお、禁忌肢の選択状況を加味する。

問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること。

必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。

厚生労働省の発表から引用

これらの基準で、気を付けたいポイントは“相対評価”であることです。

禁忌肢については、”国家試験に向けて勉強してきた学生であれば当然避けられる選択肢”なので、特別な注意を払う必要はありません。

以上を踏まえて落ちる人の特徴をみていきましょう。

落ちる人の特徴

得点に結びつかない勉強法に固執する

模試の得点が思うように伸びていないのに、勉強法を工夫しない人がいます。

得点が伸びないままの勉強法では、その後も伸び悩むのは目に見えていますよね。

得点に結びつく勉強法に関しては「薬剤師国試、参考書は使い方次第!3か月で100点上げた勉強法とは?」で解説しております。

ご参照ください。

勉強量を時間や得点で考える

当然ですが、時間をかけても得点が上がらなければ意味はありません。

なので、模試や過去問演習の得点の伸びで考えましょう。

上記のような考え方が通用したのは、もう昔の話。

現在は相対評価のため、自分が十分な得点のつもりでも、周りがそれ以上であれば不合格となってしまいます。

本当に注目すべき指標は模試の順位です。

近年の国家試験は合格率が70%を切っており、薬剤師の数を制限する傾向にあります。

必ず受験者の中での自分の立ち位置を意識して勉強に臨んでください。

モチベーション・危機感がない

薬剤師国家試験の勉強において

「このまま地道にやっていけば何とかなる」

という考えは危険です。

先に書いた通り、相対評価なのです。

人より速く得点を伸ばさないと落ちるのです。

悠長なことを考えている暇はありません。

全霊を尽くしてください。

また、研究職やMRなど、薬剤師免許を必要としない職業に内定した受験生がモチベーションを保てなくなることがあります。

「免許はいらないからもう勉強はいいや」という判断は個人の自由だと思います。

しかし、免許が必要な仕事であったとしても、薬剤師免許があることは心強い武器になると思います。

予備校の力を過信する

予備校の講義は勉強のきっかけに過ぎないことを心得ておきましょう。

問題演習などを通して、得点力を伸ばさなければ何の意味もありません。

そもそも、予備校に受験生を合格させる力があるのであれば、ほとんどの私立大学はもっと良い合格率になっているはずです。

一方、予備校の力に頼らない国公立大学は高い合格率を出しています。

“勉強は自分でやるもの”です。

国試対策用以外の書籍に手を出す

勉強をある程度進めるとわかりますが、国家試験の参考書は内容が浅いです。

かゆいところに手が届かない内容になっています。

しかし、それで十分ですし、それだけでB5の本8,000ページもあるのです。

詳しい書籍に手を出している時間はありません。

前もって勉強を始める人は落ちる?

危機感と相対評価の話に繋がりますが、得点や順位に意識を払い続けないと危険です。

前もって勉強した結果、秋口ごろまでの模試で良い順位にいて、「よし大丈夫」と思っていると足元をすくわれます。

秋以降は卒業研究を終えた国公立大学の学生がすさまじい勢いで順位を上げてきます。

気づいた時には遅かったとならないように、ハイペースで勉強し続けましょう。

体調管理ができない

試験に向けた勉強は、時には徹夜をしたり、食事もおにぎりや菓子パンで済ませたり

おろそかにしてしまいがちです。

私の同級生も試験日に熱を出したり、体調がすぐれないまま試験に挑む人を何人も見てきました。

体調が悪いと集中力も落ちるので、いくら勉強しても知識が身に付かないということもあります。

勉強においても体は資本となるので、体調管理はしっかり行いましょう。

緊張しやすい・ケアレスミスが多い

落ち着いて考えれば解ける問題なのに、試験となると緊張してしまい、頭が真っ白になってしまう

ケアレスミスが多くなってしまうことがあるのであれば、落ちやすい条件に入ってしまいます。

試験で緊張してしまうのは、解けない問題が出題されて焦ってしまう、

点数が悪かったらどうしようと不安になってしまうことも原因として考えられると思います。

苦手な分野を集中的に勉強したり、焦る気持ちが出てきても冷静さを取り戻せるような練習をしておくことも大切ですね。

試験に合格するかどうかは勉強あるのみなので、自分の性格やクセを理解し、合わせて予防や対策をしていくと克服できるかもせれません。

こんな人でも合格できる

地頭が悪い人

良くない表現かもしれませんが、地頭が悪くても国家試験には通ります。

意地の悪い表現が続きますが、入試ボーダーフリーの大学でも半数近くは合格します。

地頭は国家試験をあきらめる理由にはなりません。

私も決して頭がよいわけではありませんが、合格を勝ち取りました。

最後まで頑張ってください。

勉強に割ける時間が短い人

国公立大学の学生をみてください。

短い期間であっという間に得点を伸ばしてきます。

結果に結びつかない勉強法はすぐに見直してください。

薬剤師国家試験の得点はすぐに伸ばせます。

まとめ

  • 相対評価を意識すべし。
  • 勉強は地頭でも時間でもなく、やり方が重要である。
  • よそ見している余裕はない。

以上の3つがポイントです。

あなたが薬剤師になれることを祈っています。

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